モデル
Gemini 4 Argon、72時間で約25兆トークン:Gemini 3の3倍
Googleによると、Gemini 4 Argonは公開後72時間で約25兆トークンを処理した。Gemini 3の約3倍で、処理能力が不足しているという。
Googleによると、2026年10月13日に一般提供が始まったGemini 4 Argonは、公開後72時間で約25兆トークンを処理した。Gemini 3が同じ期間に処理した量の約3倍にあたる。
数字の出どころ
- GoogleのCEO、Sundar Pichaiが10月20日公開の「Big Technology Podcast」のインタビューで語った。「公開から最初の72時間で、使用量は25兆トークン近くに達した。これはGemini 3.0の最初の72時間の約3倍だ。そして提供しながら、処理能力の制約を受けている」(英語の原文:「The first 72 hours since we launched, it's almost up to 25 trillion tokens used, which is about three times what Gemini 3.0 had in the first 72 hours. And we are capacity constrained as we are serving it」)(Big Technology)。
- 公式のNews from Googleアカウントがこの数字を繰り返し(X)、Google DeepMindのSVPでGoogleのChief AI Architectを務めるKoray Kavukcuogluも同様に伝えた(X)。
Google発表の数字であり、検証されていない。 Googleは、これらのトークンが入力と出力、有料顧客と社内利用、GeminiアプリとSearchとAPIのあいだでどう分かれるかを明らかにしていない。Gemini 3の絶対的な処理量も示していない(Aiholics)。これは利用量の指標であり、品質の指標ではない。
この数字は、モデルの性質によっても膨らんでいる。ArgonはAPI経由で入力と出力を合わせて最大100万トークンを受け付け、Googleは長いエージェントタスクへの利用を後押ししている(Google)。コーディングエージェントのセッションは、チャットの応答よりはるかに多くのトークンを消費する。
価格:2ドル/10ドル、ただし11月30日まで
100万入力トークンあたり2ドル、出力10ドルという価格は導入価格である。Gemini APIの価格ページによると(Google):
- 標準:2026年11月30日まで入力2ドル、出力10ドル(思考トークンを含む)。12月1日からは4ドルと20ドル。
- キャッシュ:キャッシュされた入力トークン100万あたり0.10ドル、その後は0.20ドル。提供されるのは暗黙的キャッシュのみで、明示的キャッシュはない。
- バッチとFlex:半額(1ドルと5ドル、その後は2ドルと10ドル)。
- APIにはArgon向けの無料枠はない。
これらの価格はGemini 4 Argonのページおよびモデル比較と一致しており、データの変更は不要である。
Googleが述べるコーディング用途
- Googleは公開ブログで、社内ではAntigravityでArgonを使うことでエージェントによるコード提出が35%以上増え、コードのロールバックが3分の1近く減ったと述べている(Google)。
- Sundar Pichaiは、4週間でコード変更(CL)が30%増えたと述べる一方、コーディングでも「改善が必要だと分かっている部分がある」(英語の原文:「there are pockets where we know we need to do better」)と認めている(Big Technology)。
これらの社内の数字は、独立した測定を受けていない。
開発者にとっての意味
- 予算:Argonで動くコーディングエージェントは、12月1日からトークンあたりのコストが2倍になる。コスト計算ツールで、自分の利用量での差額を見積もれる。
- 処理能力:Googleはモデルの提供で処理能力に制約があると述べている。Sundar Pichaiは、今日2027年分の計算資源を求める顧客がいても、確保は「極めて難しい」(英語の原文:「incredibly difficult」)と付け加えた。利用制限に備えた代替手段を用意しておくのが無難である。
- アクセス:ArgonはAPI(AI Studioの有料プランとGeminiプラットフォーム)で利用でき、Google AI Ultraの契約者はAntigravityでも使える。Gemini CLIからAntigravity CLIへの移行については、ガイドを参照してほしい。
- より安い代替:DeepSeek V4.1 Flash、MiniMax M3.1 Flash、Gemini 4 Argonの比較では、Argonをトークンあたりはるかに安い2つの「Flash」モデルと並べている。
出典
- Google: Gemini 4 Argon: Built to solve your hardest problems(2026年10月13日)(確認日:2026-10-21)
- Google AI for Developers: Gemini API pricing(ページ更新日:2026年10月19日)(確認日:2026-10-21)
- Big Technology: interview with Sundar Pichai(2026年10月20日)(確認日:2026-10-21)
- News from Google on X(2026年10月20日)(確認日:2026-10-21)
- Koray Kavukcuoglu on X(2026年10月)(確認日:2026-10-21)
- Aiholics: Gemini 4 Argon hit nearly 25T tokens in 72 hours(2026年10月20日)(確認日:2026-10-21)
要点:72時間で25兆トークンはGoogleが発表した利用量の数字であり、2ドル/10ドルという価格は2026年12月1日に倍になる導入価格である。