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Big TechのAI設備投資が1四半期で2,070億ドルに、AWS・Azure・Google Cloudが加速

大手四社の2026年第3四半期の設備投資は約2,070億ドル。AWS+39%、Azure+48%、Google Cloud+103%。需要は供給を上回る。

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2026年10月30日時点で、Amazon、Microsoft、Alphabet、Metaの四社がそろって9月期の決算を発表した。四社の設備投資は合計で1四半期に約2,070億ドルに上る。クラウドの売上高はAWSが39%、Azureが48%、Google Cloudが103%伸び、AmazonとMicrosoftはともに、需要が提供可能な供給能力を上回っていると述べている。

要点

2026年第3四半期は、2026年9月30日に終了した四半期を指す。Microsoftにとっては会計年度の第1四半期(7月から9月)にあたる。特に断りがない限り、数値は各社の発表と決算説明会による。本稿はMicrosoftとAlphabetを扱った10月29日の記事の続編で、AmazonとMetaを加えて完結させたものだ。

AWS、Azure、Google Cloudはどれだけ速く成長しているのか

3つのクラウド部門はいずれも、親会社全体より速く成長しており、中でもGoogle Cloudの伸びが際立っている。下のグラフは、各部門の四半期売上高と成長率を示している。

2026年第3四半期のクラウド売上高と前年比成長率の棒グラフ:AWS 460億ドル(+39%)、Azure 331億7,000万ドル(+48%)、Google Cloud 307億ドル(+103%)

出典:Amazon、Microsoft、Alphabetの2026年第3四半期決算。数値は各社の報告どおり。

AWSの売上高は460億ドルで39%増、営業利益は178億ドル、年換算の売上規模は1,840億ドルだった。Amazon全体の売上高は2,019億ドル(+12%)、純利益は207億ドルだった。CNBCによると、1株あたり利益は1.89ドルで、予想の1.96ドルを下回った。CEOのAndy Jassy氏は「Overall demand for AWS capacity remains exceptionally strong」と述べた。

Azureの売上高は331億7,000万ドルで48%増、Microsoft全体の売上高は923億ドル(+19%)の内数だ。Microsoft Cloudは639億ドル(+30%)に達した。Microsoftはクラウドの営業利益を開示していない。Google Cloudの売上高は307億ドル(30,709百万ドル)で、前年同期の152億ドルから増加し、営業利益は前年の36億ドルに対して111億ドルだった。Alphabet全体の売上高は1,276億ドル(+25%)だった。

四大企業は1四半期にいくら投資したのか

四社は三か月で合計2,074億ドルを投資した。Amazonが759億ドルでトップであり、クラウド事業を持たないMetaも349億ドルを支出している。

2026年第3四半期の企業別設備投資の棒グラフ:Amazon 759億ドル、Alphabet 514億ドル、Microsoft 452億ドル、Meta 349億ドル、合計2,074億ドル

出典:各社の2026年第3四半期決算発表。Amazonの数値は現金ベースの設備投資。

Amazonについての注意点がある。CNBCは773億ドルと報じているが、当サイトは現金ベースの設備投資である759億ドルを採用している。この差の出どころは確認できなかった。Metaの設備投資は前年同期に194億ドルだった。

2026年と2027年の計画は

四社のうち三社が2026年の年間目標を示している。Amazonは約2,200億ドル(変更なし)、Alphabetは1,950億ドルから2,050億ドル、Metaは従来の1,300億ドルから1,450億ドルの幅を絞り込んだ1,350億ドルから1,450億ドルだ。合計では5,500億ドルから5,700億ドルになる。

2026年の設備投資見通しのグラフ:Amazon 約2,200億ドル、Alphabet 1,950億から2,050億ドル、Meta 1,350億から1,450億ドル、合計5,500億から5,700億ドル

出典:Amazon、Alphabet、Metaの2026年第3四半期決算と決算説明会。

Microsoftは年間目標を示していないが、次の四半期の設備投資は500億ドルを超えると見込んでいる。Amazonは2027年に支出が「meaningfully」増えると予想し、Alphabetは設備投資が「increase significantly」すると見込んでいる。一方、Metaは2027年の設備投資額を示さなかった。CEOのMark Zuckerberg氏は、Museサービスを「compute-intensive」と表現した。MicrosoftのCFO、Amy Hood氏は「We still have demand that exceeds supply」と述べ、次の四半期のAzure成長率を為替変動を除いて49%から50%と見込んでいる。

受注残は支出を正当化するか

契約済みの受注残は大きく、Microsoftが6,770億ドル、AWSが5,780億ドル、Google Cloudが5,610億ドルだ。これらは直接比較できない。

契約済み受注残の棒グラフ:Microsoftの商業契約RPO 6,770億ドル(+73%)、AWS 5,780億ドル、Google Cloud 5,610億ドル

出典:Microsoft、Amazon、Alphabetの2026年第3四半期決算と決算説明会。

Microsoftの数値は商業契約の残存履行義務(RPO)で、73%増となった。Azureだけでなく、すべての商業契約を含む。受注残とは契約済みで未認識の収益であり、契約は延期や再交渉があり得る。示しているのは需要であって、利益ではない。設備投資の定義も企業ごとに少しずつ異なる。Microsoftはファイナンスリースを含み、Alphabetは有形固定資産の購入額を数え、Amazonは現金ベースの設備投資を用いる。

フリーキャッシュフローは追いついているか

完全には追いついていない。フリーキャッシュフローは営業キャッシュフローから設備投資を引いたものだが、以下の基準は異なるため、1行ずつ比較してはならない。

AlphabetとMetaは四半期の数値で、Amazonは十二か月分だ。クラウドの利益率は上昇しており、Google Cloudの営業利益は36億ドルから111億ドルになった。だからといって、各社が損失を出しているわけではない。投資がキャッシュを消費しているだけである。

比較表

比較表
クラウド売上高(第3四半期)前年比成長率クラウド営業利益グループ設備投資(第3四半期)グループ設備投資(2026年)受注残
AWS(Amazon)$460億+39%$178億$759億(現金ベース。CNBCは$773億)約$2,200億(変更なし)、2027年は「meaningful」に増加$5,780億
Azure(Microsoft)$331億7,000万+48%非開示$452億(ファイナンスリース含む)年間目標なし、次の四半期は$500億超$6,770億(商業契約RPO、+73%、全契約)
Google Cloud(Alphabet)$307億+103%(前年は$152億)$111億(前年は$36億)$514億(有形固定資産の購入額)$1,950億から$2,050億、2027年は「increase significantly」$5,610億
Metaクラウド事業なし該当なし該当なし$349億(前年は$194億)$1,350億から$1,450億(従来は$1,300億から$1,450億)該当なし

開発者にとっての意味

実務上の問題は供給能力だ。Amazonは顧客の需要が「exceptionally strong」だと述べ、Microsoftは需要が供給を上回ると述べている。AIワークロードを計画する際は、利用可能なキャパシティが注視すべき制約になるかもしれない。Jassy氏は、Amazonが14秒ごとにAIアクセラレーターを設置していること、GravitonおよびTrainiumチップへのコミットメントが1年で二十倍になったこと、Trainiumが2027年後半からAWSの外でも提供されることを述べた(MarketBeatの決算説明会の要約)。Googleは、TPUの販売がGoogle Cloudにとって「a meaningful contributor」であり、Gemini APIが1分あたり約320億トークンを処理していること(1年前の四倍超)、Geminiアプリの利用者が10億人に達したことを述べている。Jassy氏はさらに、AWSが2027年と2028年に40%を超えて成長し、五年から十年で年間売上高1兆ドルに達し得るとも述べた。これらは経営陣の発言であり、当サイトの予測ではない。モデルと価格を比較するには、モデル比較と用語集を参照してほしい。

よくある質問

Big Techは2026年第3四半期にいくら使ったのか

Amazon、Alphabet、Microsoft、Metaは同四半期に設備投資として2,074億ドルを支出した。内訳は759億ドル、514億ドル、452億ドル、349億ドルだ。定義は企業ごとに少し異なる。

最も速く成長しているクラウドはどれか

Google Cloudで、+103%の307億ドル。Azureは+48%、AWSは+39%である。最大は460億ドルのAWSだ。

支出はキャッシュフローで賄えているか

現時点では賄えていない。Alphabet(91億ドルのマイナス)、Meta(21億ドルのマイナス)、Amazon(十二か月で424億ドルのマイナス)はいずれもフリーキャッシュフローがマイナスだが、期間は異なる。

次に注目すべき点は

次の四半期にMicrosoftが見込むAzure成長率49%から50%と500億ドル超の設備投資、そしてMetaとMicrosoftの2027年の設備投資額だ。AmazonとAlphabetは、2027年は増えると既に述べている。

手法と限界

設備投資とは、不動産、設備、データセンターに投じた現金のことだ。Microsoftの数値はファイナンスリースを含むため、四社の数値は近いが同一ではない。受注残(RPO)は、契約済みで未認識の収益である。フリーキャッシュフローは営業キャッシュフローから設備投資を引いたもので、期間は企業ごとに異なる(上記参照)。これらは企業が報告した未監査の数値で、下記の日付に収集したものであり、出典間で少し食い違うことがある(Amazonの注記がその例だ)。株式市場のデータは掲載していない。これは投資助言ではない。

出典

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